三階の中の三階
説明の都合で二階をあとまわしにし、三階フロアーについて考えよう。
デザイナーズ住宅三階は階段を昇りつめたフロアーです。
だから下階よりも高い独立したプライバシーをもつ空間となることができます。
そのようなことから、私的な空間として利用しやすいフロアーであるといえる。
といって「三階は必ず私室をとるべし」というのではない。
三階に居間をという発想も十分なりたちうる。
過密な市街地の中で三階は相対的には最も日当たり、通風、見晴しの得られやすい空間であり、家族の集まる居間をそこに置くということは適切なことです。
わたしたちの国では伝統的に接地指向があったことに加え、最上階は照りかえしがきつく暑いとして嫌われる傾向にあるが、暑さは断熱工法によって十分カバーされることであるので、もっと見直されてしかるべきでしょう。