素朴なデザイン
手すりや踏石は、わりと単純、素朴なデザインのものが多い。
材料の持ち味を活かし、使い込めば使い込むだけよくなるというものも多い。
たとえば大理石の手すり、人びとが触れるところは象牙色に光っています。
わが国でも最近は、積極的に外階段を活かし、立体的な空間構成の面白さを演出しようという建築が出てきたが、デザイン住宅ではまだ一部分に止まっています。
最近、品質、色彩にすぐれたレンガタイルが生産されるようになり、その種類も増加しています。
手すりや踏石は、わりと単純、素朴なデザインのものが多い。
材料の持ち味を活かし、使い込めば使い込むだけよくなるというものも多い。
たとえば大理石の手すり、人びとが触れるところは象牙色に光っています。
わが国でも最近は、積極的に外階段を活かし、立体的な空間構成の面白さを演出しようという建築が出てきたが、デザイン住宅ではまだ一部分に止まっています。
最近、品質、色彩にすぐれたレンガタイルが生産されるようになり、その種類も増加しています。
外階段は、わたしたちの国の裏店に通じる路地と同じく高級住宅地のありふれた風景であった。
それだけに階段の扱いはまことに手なれたもので、それ自身が一つの立体空間となって、住宅のアプローチが単調になるのを救っています。
そうした多くの事例を見て教えられることは、階段のとり方、かたちが実に多様で、環境に合わせて巧みに階段をセットしていることです。
建物の壁から突き出したもの、建物の中に引き込んだもの、あたかもそでの下にかかえ込むように設けたもの、四段ほど上がったところに踊り場を設け、そこで折れ曲がってさらに上がってゆくものなど。
ヨーロッパ、とくに地中海ヨーロッパでは、盗賊団の襲撃にそなえるために、それからマラリア蚊の発生する低湿地帯をきらって、山頂に町をつくり、その斜面におり重なるような居住形式がつくられた。
そこではどのデザイナーズ住宅にゆくにも階段が必要であった。
盗賊の話は中世のことであるが、その町と住宅には今も人びとが住み続けています。
山頂の町ではなくとも、似たような状況は中世ヨーロッパの町の一般的な姿であった。
人びとは一階には出入口を設けず、細い階段を上がって二階から出入りした。
安全がすべてに優先したのです。
三階デザイン住宅では、二階に外階段を使って直接出入りしたい、場合によっては三階までも、という要求が当然存在する。
そうした場合には外階段のデザインが外観意匠を大きく左右することになる。
日本では、雨が多く、雨仕舞という問題点、和服の場合などにもうひとつなじみがよくない、ということで一般の建物においても外階段を設けるということはあまりすすまなかった。
外階段をもつ住宅と言えば、安手の木賃アパートということで、外階段のイメージはよいものとは言えなかった。
高級住宅の屋上に庭土として土を30センチメートルぐらい入れた場合に育つ植物としては、低木(たとえばカンツバキ、ジンチョウゲ)、竹・笹類、ツル植物、地被(たとえばクローバ、オニシダ)などがあげられます。
また、この場合の注意点として防水と排水は十分に考えておかねばならないことは言うまでもない。
排水不良は植物の根くされの原因ともなる。
二番目にあげられることは、緑のオープシスペースの確保です。
隣家とひしめきあって住もうとする都市での住まいの中で、晴れた日には活動空間として、子どもの遊び場、ゴルフの練習、家族そろっての昼食や客をまねいてのパーティなどの利用ができること、雨の日には緑の観賞空間として、しんみりと緑を味わうことができること、また身近にしかも必要な場所に緑の空間が確保でき、読書、昼寝、子育て、.観賞など多様な使い方で楽しいゆとりと変化にとんだ生活を創造することができることは大きな魅力です。
庭園を空中に持ち上げること、緑あふれる庭園を屋上に設けることにはどういう利点があるのでしょうか。
都市における住居、特に三階デザイナーズ住宅という観点から考えてみよう。
庭園を屋上に設けることの利点は、なんといっても最上階の断熱効果です。
一般に勾配屋根の住宅の場合、屋根と室内の天井面の間には天井裏なる空間があります。
一見無駄な空間のようであるが、ここにある空気層が屋根面からのふく射熱を一時吸収し、室内へ直接熱気が伝わるのを防ぐという重要な役割を果たす。
屋上庭園はその屋根裏と同じ効果を果たす。
すなわち屋上庭園を設けるには、屋上に土を入れ、樹木を植えるが、この土や樹木が熱を遮断し室内を強い熱から守る役割を果たす。
デザイン住宅の上の階では得ることのできないものとして何より接地性があります。
接地性というのは、地面に接しているということであるが、一階は敷地内のオープンスペースである庭と連続した唯一のフロアーであることは言うまでもない。
二階以上のフロアーでもルーフガーデン(屋上庭園)やバルコニー、テラスを利用して土に親しむことはできます。
しかし、苔むしたひんやりとした感触は本物の土の庭ならではのことです。
高木を育てうるのもこの庭です。
このような土の匂いのする地面空間と共存し、連続的な一体性を確保しうるのは、一階に与えられた特権といえる。
この特権をいかにうまく活かしてゆくかが、三階の中の一階を考えるポイントとなります。
三階高級住宅では二階は一階と三階にはさまれた「中階」となります。
その点で従来の二階住宅の二階とは性格が大いに違っています。
家の中心が、在来の二階住宅では多くの場合一階にあったのが、三階の場合には中心となりうる可能性は一階よりも二階フロアーに移る。
二階は一階と三階の中階であることによって交点となるからです。
三階住宅の二階フロアーは重要な位置を占めることになります。
共通して使うスペースは利便度の高い位置に置きたい。
したがって二階フロアーは浴室などのサービス施設、みんなが集まる居間や食事室が配置されうる階となりえよう。
説明の都合で二階をあとまわしにし、三階フロアーについて考えよう。
デザイナーズ住宅三階は階段を昇りつめたフロアーです。
だから下階よりも高い独立したプライバシーをもつ空間となることができます。
そのようなことから、私的な空間として利用しやすいフロアーであるといえる。
といって「三階は必ず私室をとるべし」というのではない。
三階に居間をという発想も十分なりたちうる。
過密な市街地の中で三階は相対的には最も日当たり、通風、見晴しの得られやすい空間であり、家族の集まる居間をそこに置くということは適切なことです。
わたしたちの国では伝統的に接地指向があったことに加え、最上階は照りかえしがきつく暑いとして嫌われる傾向にあるが、暑さは断熱工法によって十分カバーされることであるので、もっと見直されてしかるべきでしょう。
今日から住宅関係のブログを始めました。
宜しくお願いします。
さて、ご存知でしたでしょうか。
二階住宅が市民権を得たのは大正に入ってからだそうです。
大正中頃から急速な産業化が進み、新しい社会階層として、ホワイトカラーやブルーカラーが形成されていった。
ホワイトカラー階層を主な客層として郊外中流デザイン住宅が売り出された。
この中流住宅は、玄関ホール、廊下、階段、書斎、茶の間、浴室、客間、台所などこれまでの農家、町家、武家住宅には見られなかった新しい性質の部屋をつくり出していった。
二階住宅もまたこの大正中流住宅として社会的に押し出され、定着させられたものでした。
他方ブルーカラー階層のための借家も明治末年頃より工場のまわりに建てられていった。
これらは多く長屋であったが、狭い敷地にできるだけ詰め込むということで、二階家が建てられ・た。